ブロックチェーンが銀行業に与える影響をおさらい

こんにちは!Ellyと申します。

 

今日は、ブロックチェーンが既存の銀行に与える影響について僕の考えを踏まえてまとめました。

 

よく語られるテーマですが、

1分でざっくりおさらいしておこうと思います!

 

よろしくお願い致します!

 

銀行はどうやって儲けてるの?

今回は、日本でいうメガバンクや地銀などの商用銀行について考えます。

商用銀行のおもな収益源は、以下の2つです。

 

  1. 融資(預金とローン)
  2. 決済代行

 

銀行は、預金として顧客から預かったお金を別の顧客に貸しています。

銀行は低い金利で借りて高い金利で貸しているため、この時の金利差が利益となります。(融資)

 

また、私たちは普段の買い物でクレジットカードやSuicaなどの電子マネーを使います。

この時、銀行はカード会社や店舗から手数料もらい、顧客&カード会社&店鋪の口座間で実際のお金のやり取りを行います。(決済代行)

 

 

ブロックチェーンが与える影響は?

ブロックチェーンは個人間で価値のやり取りを可能にしました。

これにより、知らない相手とでも安心してお金の貸し借りや受払いが出来ます。

 

そのため今後は、支払決済や融資のために銀行を仲介する必要がなくなります。

つまり、ブロックチェーンが普及すれば銀行は既存の収益の柱を失うことになります。

 

しかし、銀行業が無くなる事はありません。

銀行は決済代行や融資とともに、営業を通じて利用者に専門知識や流動性を提供しています。

 

ブロックチェーンの普及によって、銀行が提供する「お金スムーズに流す」価値は無くなりますが、「お金を必要な量だけ必要な方向へ流す」価値は変わりません。

 

 

銀行系トークンプロジェクトの強みと将来性は?

既存の銀行がブロックチェーンを導入するには、仲介手数料に頼った収益構造とともに複雑化したシステムを一新する必要があります。

 

システムの変更には莫大なリスクとコストを伴なうため、導入までには早くても4,5年かかると思われます。

 

一方で現在、銀行系のトークンプロジェクトとしてAidos KuneenBankeraがあります。

 

両者のターゲットやトークンの使い方は全く異なりますが、どちらもブロックチェーン技術を用いた銀行の設立を計画しています。

 

その為、始めから余計なコストを省いて利便性の高い銀行業務を提供することが可能となります。

 

銀行業は市場規模も大きく流動性もあります。

ブロックチェーンを用いて安くて利便性の高いサービスを提供できれば、少なからず既存の銀行から利用者が流れてくるでしょう。

 

そして、既存の銀行が利用者の流出に対抗するには多くの時間がかかります。

 

Aidos KuneenとBankeraは両者ともすでに独自の銀行を持っており、間もなく操業が始まります。

 

ブロックチェーン時代の新しい銀行が、どれだけ既存の銀行の顧客を奪っていくのか。

ここからとても楽しみです!